世田谷区の家

またまた、久しぶりのブログ更新です。

 

言い訳はしませんが、フェイスブック、インスタグラムはきちんと更新しています。(だから何?)

 

タイトルに戻りまして、少し前(4ヵ月前)にお引渡しをさせて頂いた世田谷区の家について年内最後綴ります!!

 

場所は東京都世田谷区。マンションリノベーションの計画です。

前から相談は受けていたのですが、突然その連絡はありました。

 

「ここに決めるので内装をお願いしたい。」

 

本当に物件探しは縁なので、すぐに決まる方もおられれば、何年か、かかる方もおられます。今回のケースも2年ぐらい探されて、半ば諦められていた時に、この物件に出会い、すぐに契約されました。

 

 

え?ここですか?

 

ここ東京ですよね?

 

これが初めてこの場所を訪れた時の気持ちです。

 

築年数は約40年経っていましたが、低層のマンションなので、広がりを感じますし、保存樹木に指定されている木々が沢山あり、とても落ち着いた空気を形成していました。また、管理も綺麗にされていて、古さをまったく感じません。

ヴィンテージ好きのご家族がここを選んだ理由がすぐにわかりました。

 

内装は数年前にリフォームされて綺麗だったのですが、ご要望のイメージとは違ったので使える所は使って、がらっと変える事にしました。

 

完成イメージ↓

 

 

 

S1-1

元々住んでおられたお家にお持ちの家具の確認で寄らせてもらったのですが、ウェグナー、アアルト、イサムノグチ、イームズ、ネルソン、ポールヘニングセン等、どれも著名なデザイナーズ家具なのですが、そこに民藝物をさらっと合わせて違和感なく馴染んでいるのです。

 

元々お持ちの家具がこちら↓

 

センスセンスセンスです。

 

 

 

洗練とユーモアです。

 

 

恐らくどんな空間を作っても上手く住みこなせると思ったので、デザインは余計な事をせず、余白のある住まいとし、お施主様がお持ちのヴィンテージ家具のテイストに合うよう、幅広の無垢オーク材を使用。

 

工事は想定外の事もありましたが、何とか工期内にすべて終わらせてもらいました。

 

床の下地が悪く、下地調整から行う場所もあったり、

 

 

高くなるはずの天井が下がっていたり、

 

等、ありましたが無事に工程内で完成しました。

 

 

大きなLDKから庭が望めます。

 

 

造作の扉

 

 

 

オーダーキッチンにお施主様ご希望のヒースセラミックスのタイルを合わせました。

 

色々タイル使って来ましたが、こんな表情のあるタイルは初めてでした。

 

 

いい。すごくいい。

 

最後にお施主様と一緒に床のDIY塗装をしてお引渡しさせていただきました。

 

 

お忙しいご家族を癒してくれる住まいとなる事を祈っております。

 

本当にありがとうございました!

 

引き続き今後とも宜しくお願いいたします。

 

PS

こちらのお家ですが現在発売中の「BEAMS AT HOME 3」に掲載されています。
冒頭で当事務所の事も触れて頂いております(感謝感謝感謝)。
見かけた際は、ぜひご覧ください!

 

beamsathome3

また、下記でもご紹介されています。
http://www.beams.co.jp/feature/161125-3/